ネイト二世のOWブログ

ネイト二世がオーバーウォッチについて書くブログです。

ヒーラーについて(個別編)

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今回はヒーラー(シンメトラ以外のサポート)についてです。

複数回の調整により、現在のヒーラーはそれぞれに等しく長短があり、以前と比べるとかなりバランスのいい環境になっています。

そこで、今回と次回で現調整での性能を整理し、各ヒーラーをコンセプトの違いなどについて自分なりに述べていこうと思います。

 なお、サブヒーラー、メインヒーラーをどのような基準で分類しているのかについては次回お話しします。

 

 

ルシオ(サブヒーラー)   自動:範囲常時回復(10m) 16.25/秒(味方) 

生存スキル…回復(12.2/秒)or速度上昇、吹き飛ばし

 

アップデートにより支援範囲が大幅に狭まる代わりに、本人の攻撃能力がかなり強化されましたが、個人的にはいい調整だったと思います。

ルシオの最大の強さは何より他のヒーラー3人すべてと相性がいいことだと思います。単体だと範囲回復ゆえに個人への回復に柔軟性がないという弱点がありますが、他3人はみな単体回復のため、2ヒーラーなら誰とでも短所を補い合える万能ヒーラーです。さらに、もう1人のヒーラーをフランカーから守るのもルシオが一番適任です。

スピードブーストの範囲は縮小しましたがそれでも強力であり、本人の火力の向上によりアタッカー、タンクの逃した敵にトドメを刺すフランカー的な立ち回りも得意になりました。

 

基本的にどんな場面でも役に立つヒーラーですが、範囲縮小により、味方のヒーローの立ち位置が異なり完全にバラバラに動く場合は他のヒーラーの方が有利かもしれません。(ファラ、トレーサーにはほぼ届きませんし)

 

ゼニヤッタ(サブヒーラー)   自動:単体付与 30/秒

生存スキル…シールド回復(25/秒 3秒後)

 

このヒーラーは一言でいうと「殺られる前に殺る」という攻撃型ヒーラーです。元々本人の火力が高めなうえ、不和のオーブによって敵1人に対しての味方全体の攻撃力を上げられるので機動力の高いヒーローで固めてフォーカスをかける戦法と特に相性がいいです。

ただし、弱点としてまず平常時の回復が非常に心許なく、2ヒーラー運用でもサブヒーラーと組むとタンクが回復不足に陥りやすいです。

また、HPが150→200にバフされてもなお退避スキルなし、自己回復は被弾3秒後という性質から本人の生存力はヒーラー最弱です。そのため、前線が膠着状態になる前に攻撃力を活かして早々に人数差を作ることが求められます。

 

調和のオーブの性能から軽量級の編成と相性がいいです。逆にチームにタンクが多い時、相手のフランカー(ゲンジ、トレーサー、ソンブラ)に翻弄されているときは他のヒーラーの方がいいかもしれません。

 

マーシー(メインヒーラー)   手動:接続(15m) 60/秒

生存スキル…ガーディアンエンジェル、自動回復(20/秒 1秒後)

 

最初期の弱体から不遇な時代が長く続きましたが、現在ではPC、CS共に使用率上位、大会でもじわじわと使用率が上昇してきました。

THE・ヒーラーというべき支援特化のヒーラーです。同じメインヒーラーのアナと比べると単純な回復量は劣りますが、マーシーの回復にも様々な長所があります。

まず、対象切替のレスポンスが早いため他のヒーラーと比べて非常に細やかな体力管理が可能ということです。たとえばピンチの味方を60%まで回復させた後、50%の味方を回復させる...といった感じです。

また、瞬間回復のアナと違い等速回復のマーシーこれから受ける被弾を軽減させる効果も高く、効率良く味方を落とさせない回復ができるという点がマーシーの長所だと思います。

ファラとの組み合わせが推奨されていますが、ファラがいなくても味方の位置をしっかり把握していれば機動力は高めで、自己回復の発動の早さから乱戦中のマーシーは時に意外なほどの生存力を発揮します。

 

ヒーラーとしては最もシンプルな性能なため1ヒーラー編成への適性も高いです。ただし、本人の攻撃力の低さから突破力は低めなため、相手タンクに苦戦しているとき、前線がいつまでも押せないときはやや不向きです。

 

アナ(メインヒーラー)   手動:射撃   75/1発 93.75/秒

生存スキル…グレネード(100)、スリープダーツ

 

初期は全てにおいてヒーラー最強の性能(なのに弱キャラ扱い)でしたが、度重なる弱体化により大分丸くなりました。

ヒーラー随一の秒間回復量から重量級の編成と相性がいいですが、技量次第ではどんな編成にも対応できます。

アナの最大の難しい点は、回復する際は対象を射線内、視界内に収める必要があり、自身の機動力のなさもあって位置取りの判断に苦労するという点です。(よくAIMが難しいという意見がありますが、ある程度使えばCSでも味方へのAIMはそこまで問題になりません。)

その代わりにアビリティはCTが長いながらもかなり強力で、特に敵への回復阻害は一気に戦局を有利にできることが多く、火力が落ちてもなお突破力、確殺能力はヒーラーの中では高いです。

 

難易度が高いヒーローなので有効か否かは本人の熟練度に左右されますが、同じメインヒーラーであるマーシーとの組み合わせは基本的に避けたほうがいいです。この理由については次回の記事で詳しくお話しする予定です。