D.Vaのディフェンスマトリックス半減とミサイルについて
先日、ディフェンスマトリックス(DM)の消費速度2倍と新アビリティのマイクロミサイル追加という大幅な性能変更の告知があったD.Vaについての考察、予想です。
新アビリティの詳細については今朝開発者の方が公式フォーラムで解説してくれました。
◇現時点で予定されているD.Vaの変更
ナーフ:ディフェンスマトリックスの消費速度2倍
(最大展開時間4秒:CT10秒→2秒:CT10秒2秒:CT8秒)
バフ: ブースター中も射撃可能(今まではブースターのキャンセルボタンだった)
新アビリティ「Micro Missiles」の追加
ダメージ:18*8(爆風)+4(直撃)…最大216
18*6+3…最大162 (自爆あり)
範囲:半径1.5m
弾速:40m/s(=生身のブースター、ヘリックス・ロケット)
レート:秒間11発(持続1.6秒+発射まで0.5秒)
拡散:無し(直進)
クールダウン:8秒
メイン射撃、ブースター、DMと同時に発動可能
…DMの展開時間の実質半減はD.Vaの存在価値に打撃を与えるかな…と思いきや、とんでもない新アビリティが追加されましたね。まだPTRにすら実装されていないので数値が変更される可能性は高いですが、実装されましたが多分このままですね。今後調整が入るかはわかりませんが、基本仕様がこのままならダメージ半分になってもまだ強いと思います。調整で少しダメージが下がりました。
弱体:万能の防御能力の発動時間が半減
…DMが2秒分しかチャージされないのは数値の印象以上に深刻です。どちらかというより自衛能力の減少よりタンクとしての支援能力の激減が深刻です。前線の味方、フランカーに絡まれたサポートを助けにくくなり、攻撃面ではウィンストンを安全に前に出させること、交戦中のトレーサー・ドゥームフィストなどをカバーすること。防御面ではトレーサーによるバックラインへの急襲のカバー、ソルジャー・マクリー・リーパーなどのDPSの射撃を無効化する役割など、D.Vaだけができた攻防での柔軟な味方の支援がしにくくなります。
強化:単独でのダメージディール、ファイナルブロウ力の大幅アップ
…上で紹介した新アビリティはかなり強いと思われます。最大ダメージの高さ以上に、メイン射撃が飛行中に可能になったこと、ミサイルがメイン射撃中に撃てることによってD.Va単独でのキル性能は大幅に上昇しました。
というのも、今までのD.Vaは攻撃の数値に反して単独でのキル能力が低いことが弱点だったからです。メインのDPSは約146とそこそこですが、距離減衰と拡散が激しく、おまけに射撃時の減速により、単独でキルにまで持ち込めるヒーローがそこまで多くはありませんでした。
しかし、上記の変更により、D.Va単独での接敵での行動はこのように変化します。
OLD:ブースター突進(25)→近接(30)→メイン(DPS:146....しかし相手はどんどん離れていく)
NEW:ブースター突進+マイクロミサイル発動(25+突進までの射撃+DPS99)→近接(30)→メイン(ここまでミサイルが続く)
上のとおりに接敵時の攻撃行動が増えたため、D.Va単独でもタンクと咄嗟の回避行動を持たないヒーロー以外は接近次第すぐにキルできるようになります。
ちなみに、この通りに実装された場合、最大火力を出せるパターン(メイン射撃を全て射程内でHSし、かつマイクロミサイルを全て直撃させる)では、最初の1秒で392ダメージを与えることができます。
まとめ…個人的な今後のD.Vaの運用の予想
これからのD.Vaは、タンクとしての味方への防御能力は大幅減少、代わりに単独での攻撃力が大幅に上昇。攻撃・防御どちらでも使えるタンクから機動力を活かして積極的に敵を抜いていく攻撃特化タンクへと変化する可能性が高いと思います。